アメリカの論理
2003年4月という正にイラク戦争中に出版された本です。
ブッシュ政権誕生のプロセスからネオコンの台頭、911のテロにおける対応、悪の枢軸発言、対イラクの戦争に至る過程まで2000年〜2002年くらいまでのアメリカの動きが非常に分かりやすくまとめられています。
イラク戦争前の本なのでその後のイラクでの混乱の背景までは書かれてないのが残念ですが、それは仕方がない話で溜池通信のバックナンバーを見れば済んでしまうのかもしれない。そう、著者はかんべえ先生です。
日本のメディアを通してみるとだいぶ屈折して見えてしまうブッシュさんですが、この本を読むことで屈折なく冷静に見ることができると思います。面白い本でした。
吉崎 達彦
新潮社 (2003/04/10)
売り上げランキング: 58,711
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無理なく鋭い分析立読みすればよし
国際政治のマニュアル