あとマネックスの掛目の引き上げについて

一旦、ライブドア関連銘柄の掛目を0にしたマネックスだが、19日にライブドアオートの掛目を80%に戻し、20日ダイナシティの掛目をこちらも80%に戻した。

どちらも大幅に値下がってはいるが、寄り付いて流動性が確保されたから掛目が戻ったと推察できる。マネックス流動性に重点を置いて掛目を判断しているような気がする。

2億株くらいの売りに対して数十万株の買いしかない状態では暫く寄り付かなさそうだということは大抵の人は判断できるだろう。寄り付かないということは、売買できないので流動性がないということになる。換金できない株券って意味なくね?というのがマネックスの立場。だったら0だと。モヒカン的に。

で、なんでこんな流動性の無い状況が生まれてしまうのかというと、値幅制限があるからだ。ストップ高、ストップ安が予め決められてしまっているので、その額で商いが成立しないとその日はそれ以上価格が変動することができず翌日以降になってしまう。このままだと商いが成立しないまま何日もずるずるとストップ安で下げ続けていくだろう。

もしストップ高、ストップ安がなかったら、今回の件で言えばストップ安がなかったとしたら17日の時点で、少なくとも、解散価値の180円くらいでは寄り付いていたのではないか。700円から180円まで1日で下がったら即追証の人続出だろうが、流動性、換金性は確保される。連日ストップ安で売るに売れずじわじわと追証が増えていくのと1日で追証になったけど、ライブドア株を手放すことはできるのと、どっちが良いだろうか。俺だったらとにかく株を手放したいな。

結局、値幅制限が諸悪の根源なんだろうと思う。あと、400万件しか約定できない東証の非力。この2つ。市場は流動性を確保するのが本来の役割のはずなのに、値幅制限して流動性を阻害し、システム壊れるといって流動性を阻害する。あんたら、何のために市場を運営しているの?