今週の日経ビジネスはなかなか面白い

統治の特集がなかなか面白いです。あと「敗軍の将、兵を語る」も
ソニーに代表される、アメリカ型の企統治を導入した会社は上手く行っているところもあるが、上手く行ってないところも多い。社外取締役もCEOの友達ばかりになってしまっていて、外部からの客観的なチェック機能が働いているとは言いづらい状況のところが多いとのこと。勿論上手く行っているところもあるようですが。これはアメリカでも同じような現象が起こっているようで、本来株主の代理人であるべき取締役会が経営陣の言いなりになってしまっており、株主が蔑ろにされる傾向もみられると。で、アクティビスト(物言う株主)がいざ出てきたりすると経営陣が右往左往するということで、日本と結構似ているみたいですね。
組織のあり方に正しい型のようなものはなかなかないだろうと思いますので、時代とステークホルダーにあわせて変化していかなくてはならないのだろうなと考えます。こんなこと社員も(身内以外の)株主もいない会社の経営者が考える必要は全くないわけなんですが。

「敗軍の将」のコーナーは阪神電鉄の元会長さんで、ぼやきのような、どことなく無責任なような、味わい深いインタビューになっています。古き良き時代の方だったんだなというところでしょうかね。時代は変わる。